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ラテンのワンポイント・レッスン

サンバ

ローリング・オフ・ジ・アーム

このフィガーは、派手さがあり、とても魅力的な踊りです。ところで、フィガー名の「ローリング・オフ」についてですが、「ローリング・オブ」ではないことに注意してください。 「ローリング・オフ」ですから、直訳すれば「転がり落ちる」となります。男性の腕から転がりながら離れていく様を表しています。
このフィガーは、サンバやジャイブ、チャチャチャで踊られます。 今回は、「サンバ」のローリング・オフ・ジ・アームについて解説します。
ダブル・ホールドしたシャドウ・ポジションから踊り始めます。
男性は、ボディ全体で女性を転がすように外に出しながら、サンバ・ホイスクをします。女性は、先ず、回転する方向に顔を向けてから右足で右回転に入っていきます。 そして回り終わったときの3歩目、支え足の右足ではなく、左足の処理の仕方ですが、男性から逃げる右のほうへ可愛くくの字にひざを曲げて右足に添えるようにします。
次に女性を戻すときは、右手に巻き込むような気持ちでリードし、最後に左手で女性の右手を取ります。
女性は、戻る方向に顔を向けてから、左足で左回転を始め最後に男性の左手に右手を添えて終わります。 女性は、足型以外にもフリー・ハンドとなる右腕の処理についても曲げたり伸ばしたり気を使いましょう。

   

サンバ・ウイスク

このフィガーは、男女とも横へステップした足の後ろにもう一方の足を交差するフィガーです。交差は、右も左もあります。それに応じてフィガー名も「サンバ・ウイスク・トゥ・レフト」と「サンバ・ウイスク・トゥ・ライト」があります。
普通は向き合ったまま踊りますが、「サンバ・ウォーク」に続ける場合は、プロムナード・ポジションに回転します。
バウンス・アクションを使いますので、踊りだしに気をつけましょう。すぐに足を出そうとしないで、最初はボディを上に引き上げて、それから足を横に出すようにします。
もうひとつ注意して欲しい点は、交差した足のトゥを外に向けましょう。
膝を圧縮したり伸ばしたりの動作に慣れることと、支え足でもう一方の足を押し出す感覚をつかめば、よりサンバらしく踊れます。

   

サンバ・ウォークス・イン・P.P

ウォークと言いながら、足を前に出したかと思えば後ろにスライド・バックさせ、なかなか前に進まないステップです。そのような訳で私は、このサンバ・ウォークより、「クルザドウズ・ウォーク」の方が、颯爽と前に進んでいきますので好きなんですが、 このサンバ・ウォークは、基本中の基本ですから見てみましょう。
男性と女性は、反対足から出すだけで同じ踊り方です。
1歩目前進で後ろ足の膝を近寄せ、2歩目近寄せた別足を小さく後退し、体重の一部を掛けます。3歩目は1歩目に出した足を少し後ろにスライドさせながらバックします。
次にフットワークは、「ボール・フラット」、「ボール」、「フラット」となります。3歩目のフラットのとき、ボールに圧力を掛けてください。
踊りの注意点は、1歩目骨盤を上に向けるようにします。おへその穴を閉じるようにイメージすると良いかもしれません。2歩目は反対に、骨盤を下に向けるように、すなわちおへその穴を開くようなイメージで踊ります。 3歩目足をスライド・バックさせるとき、骨盤を通常の位置に戻します。
綺麗に踊るためにもうひとつ、2歩目の足をきちんと「ターン・アウト」させましょう。ターン・アウトとは、つま先を外に向けることでしたね。こうすることで、男女とも骨盤が割れて、サンバらしい強いラインが出ます。

   

シャドウ・ボタ・フォゴス

「シャドウ・ボタ・フォゴス」はサンバのスタンダード・バリエーションです。「ボタ・フォゴス」とは、長靴で火を消すような動作から名づけられたとの説もありますが、まさにそのような感じの踊りです。
シャドウ以外にボタ・フォゴスとしては「プロムナード・×××」や「コントラ・×××」、「トラベリング・×××」などがあります。
それでは「シャドウ・ボタ・フォゴス」の踊り方について説明します。
左足スタートの場合は、左足前進し左に回転を始め、右足のトウをターン・アウトして横、少し前に置き左回転を継続。左足をその場に体重を乗せます。
同様にして次は、右足前進し右に回転を始め、左足のトウをターン・アウトして横、少し前に置き右回転を継続。右足をその場に体重を乗せます。男性と女性は反対足になりますが、同じ踊り方です。
踊りで大切なことは、2歩目と5歩目の足のトウを外に向け、インサイド・エッジを使い足首をしっかりと伸ばして、体重を半分程度乗せて、横少し前に置くようにします。
形として難しいのは、3歩目と6歩目です。体重を乗せたほうの足は膝を十分曲げ、他方の足は伸ばし、腰を落とさないように・・・と言うよりもむしろ腰を上げるようにします。
文字では分かり難いでしょうが、サンバの踊りをご覧になった方はお分かり頂けますよね・・・。お互い右から左、左から右に入れ替わりながら踊ります。

   

トラベリング・ボタ・フォゴ

「トラベリング・ボタ・フォゴ」はサンバのベーシック・フィガーです。
男性が前進するボタ・フォゴのことですが、ISTD(英国ダンス教師協会)では、前進だけでなく後退もあります。前にも書きましたが、「ボタ・フォゴ」とは、長靴で火を消すような動作のことだとも言われています。
それでは「トラベリング・ボタ・フォゴ」の踊り方について説明します。
男性は、女性の外側に右足前進し右に回転を始め、左足のトウをターン・アウトして横に置き右回転を継続。その後右足をその場に体重を乗せます。 同様にして次は、女性の外側に左足前進し左に回転を始め、右足、左への回転を継続しながらトウをターン・アウトして横に置きます。その後左足をその場に体重を乗せます。
女性は、左足後退し左に回転を始め、右足、左への回転を継続しながらトウをターン・アウトして横に置きます。その後左足をその場に体重を乗せます。 同様にして次は、右足後退し右に回転を始め、左足のトウをターン・アウトして横に置き右回転を継続。右足をその場に体重を乗せます。
このフィガーも「シャドウ・ボタ・フォゴス」の時と同様、2歩目と5歩目の足のトウを外に向け、インサイド・エッジを使い足首をしっかりと伸ばすことがポイントです。そして、体重を半分程度乗せて、横に置くようにします。

   

リバース・ベーシック・ムーブメント

このリバース・ベーシック・ムーブメントは、終始サンバ・バウンス・アクションを用いて踊ります。
先ず、男性の足形は、
11 左足前進
2a 右足、左足にクローズ
32 左足をその場に体重を置く
41 右足後退
5a 左足、右足にクローズ
62 右足をその場に体重を置く
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
11 右足後退
2a 左足、右足にクローズ
32 右足をその場に体重を置く
41 左足前進
5a 右足、左足にクローズ
62 左足をその場に体重を置く
・・・・・となります。
初級者は、このフィガーから踊り始めることが多いので、その際特に注意してほしいことは、足を出すことから始めないで、身体を持ち上げることから始めるということを肝に銘じてください。
身体が動いていない、最初の状態からいきなり足を出そうとしてはいけません。 男女とも、サンバ・バウンス・アクションとペルビック・チルド・アクションを使って身体が上昇してからステップする足を出して頂きたいのです。
このフィガーは、サンバの基本となるステップの一つですのでサンバを覚えようとする方は、十分練習してください。

   

ナチュラル・ベーシック・ムーブメント

このフィガーの注意する点は、「リバース・ベーシック・ムーブメント」と同じく、サンバ・バウンス・アクションとペルビック・チルド・アクションを使って身体が上昇してからステップを始めることです。 またリバース・ベーシック・ムーブメントと同じく、終始サンバ・バウンス・アクションを用いて踊ります。
足形を示しておきますと男性は、
11 右足前進
2a 左足、右足にクローズ
32 右足をその場に体重を置く
41 左足後退
5a 右足、左足にクローズ
62 左足をその場に体重を置く
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
11 左足後退
2a 右足、左足にクローズ
32 左足をその場に体重を置く
41 右足前進
5a 左足、右足にクローズ
62 右足をその場に体重を置く
・・・・・となります。
このナチュラル・ベーシック・ムーブメントもサンバを習い始めた人にとっては、最初にレッスンするフィガーのひとつです。 このフィガーの前半3歩のあと「サンバ・ウイスク」に続ける場合が多いですので、覚えておきましょう。

   

トラベリング・ボルタ

このトラベリング・ボルタは、別名クリス・クロスと呼ばれており、こちらの方が一般的に知られています。
このフィガーは、終始サンバ・バウンス・アクションを使います。 男女とも反対足になりますが、同じ足形ですので解説しますと次のようになります。
最初に男性が挙げた左手の下をくぐりながら、男女とも1歩目ラテン・クロスに交叉するよう前に足を出し、2歩目の足は、トウをターン・アウトして、横少し後ろに置きます。 男女が向き合っていくように、この動作を7歩繰り返します。
それでは踊りの注意点を解説します。なお注意する点は、男女とも共通です。
先ず、偶数歩(足を横少し後ろ)に置く時、踵は必ず上げておきます。床に下してはいけません。 二つ目は、奇数歩(交叉するよう前進)で出した足の膝の後ろ側に片方の足の膝がくっつくように踊るときれいに見えます。
次に、個別の注意点として男性は、手を挙げる時少し早めにボディからリードして挙げるようにします。 女性は、男性の腕の下をくぐる時、大きくステップし過ぎないで、男性の位置を意識しながら合わせるようにしてください。

   

サイド・サンバ・ウォーク

このサイド・サンバ・ウォークは、ベーシック・フィガーで「サンバ・ウォーク」を横方向に踊るものです。ですから、スリップするのも横方向になります。
それでは先ず男性の足形は、プロムナードのポジションで
1S 右足前進
2a 左足を横に
3S 右足を左足の方に少しスライド
・・・・・となります。
次に女性の足形は、プロムナードのポジションで
1S 左足前進
2a 右足を横に
3S 左足を右足の方に少しスライド
・・・・・となります。
フットワークは、「ボール・フラット」、「ボール」、「フラット」ですから、これも「サンバ・ウォーク」と同じですので、身体の使い方を含め以前解説した「サンバ・ウォークス・イン・P.P」の項を参照してください。
踊りのポイントとしては、女性に対して2歩目の足を横へ向かわせるための男性のリードの仕方が挙げられます。 女性は、男性からの横へ向かわせるリードが無ければ、サンバ・ウォークをしてしまいます。 そこで2歩目の足を横へ向かわせるように両腕の枠組みを介して身体を使ったリードをします。 手だけのリードではなく、お互いに組み合った腕の枠組みから相手を押しあうようにテンションを掛けます。
次に注意することは、2歩目から3歩目にかけて足を横にスライドさせることです。 スライドさせることを忘れてしまっている方を見かけますが、自然とスライドするようになるまでは、意識してスライドさせるようにします。 それから忘れてはならないポイントは、1歩目前進したあともう一方の足の膝を前の足の膝に一旦クローズさせ、それから横に出すことです。
サンバを美しく踊る重要なポイントになります。

   

コルタ・ジャカ

このコルタ・ジャカは、独特の踊り方をするフィガーだと思います。 バウンス・アクションは使いませんが、珍しいフット・ワークの使い方をします。 どの種目にもない踊り方ですが、あえて毛色の似通ったフィガーを探すとチャチャチャのキューバン・ブレイクぐらいではないでしょうか。 このフィガーとは、フットワークをはじめ色々と違うのですが、前後への足の動かし方が似ています。
それでは先ず男性の足形を書いておきます。
1S 右足ヒールから前進
2Q 左足ヒールで前少し横に
3Q 右足フラットで少し左にスライド
4Q 左足ボールで後少し横に
5Q 右足フラットで少し左にスライド
6Q 左足ヒールで前少し横に
7Q 右足フラットで少し左にスライド
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 左足ボールから後退
2Q 右足ボールで後少し横に
3Q 左足フラットで少し右にスライド
4Q 右足ヒールで前少し横に
5Q 左足フラットで少し右にスライド
6Q 右足ボールで後ろ少し横に
7Q 左足フラットで少し右にスライド
・・・・・となります。
踊りのポイントとしては、前進する男性の1歩目をサッカーでボールをける直前の1歩と同じように強く出ます。
2つ目のポイントとしては、2歩目以降の男性右足、女性は左足の膝を緩めて踊るようにします。
このフィガーは、回転を伴わずに踊ることも出来ますし、回転を伴って踊ることも出来ます。 なお、回転を掛ける場合は、少しづつ右に回転をかけていきます。 更に、男性の足形と女性の足形を取り換えて踊ることも出来ます。

   

リバース・ターン

このリバース・ターンは、クローズド・ポジション又はクロース・ポジションから始めます。
それでは先ず男性の足形は、
1 左足前進
a 右足を横少し後ろへ
2 左足を右足の前に交叉
3 右足後ろ少し右へ
a 左足小さく横へ
4 右足を左足にそろえる
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1 右足後退
a 左足小さく横へ
2 右足を左足にそろえる
3 左足前進
a 右足を横少し後ろへ
4 左足を右足の前に交叉
・・・・・となります。
このフィガーは、足形に書いたリズム(「1a2」)以外に「SQQ」のリズムで踊ることが出来ます。その場合は、柔らかいバウンス・アクションを使います。
さて、踊り方で注意する所は、ボディ・インクリネーションと言いますが前半は前に後半は後ろに傾斜させます。(女性は、その反対です。)
もう一点は、2,3歩目と5,6歩目にスウェイを使いますので、男女それぞれ右スウェイの時は、ヘッド・ウェイトも右に取り、併せてネックも右を向くようにすると良いでしょう。
通常は、6歩で1回転の回転量で踊ります。


   

クローズド・ロックス

このクローズド・ロックスは、男性と女性が向かい合ったまま身体を揺り戻す踊りです。
それでは先ず男性の足形は、
1S 右足前進
2Q 左足前進
3Q 右足に体重を戻す
4S 左足前進
5Q 右足前進
6Q 左足に体重を戻す
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 左足後退
2Q 右足トウを外に向けて小さく後退
3Q 左足に体重を戻す
4S 右足後退
5Q 左足トウを外に向けて小さく後退
6Q 右足に体重を戻す
・・・・・となります。
男性は2歩前進して1歩戻すことの連続になりますが、女性は少し難しくなります。
男性に向かい合ったまま踊るのですが、2歩目や5歩目の後退では、腰から下を大きく回転させて身体を揺り戻す動作になります。
ポイントとしては、下半身だけでなく身体全体が回転してしまいやすいので、なるべく男性の顔を見るようにして、上半身をあまり大きく開かないように踊ると良いでしょう。


   

オープン・ロックス

このオープン・ロックスの足形は先に解説した「クローズド・ロックス」に似ていますが女性の回転動作がより大きくなります。
また、クローズド・ロックスでは両腕が閉じた状態でしたが、オープン・ロックスでは片腕が開いた状態になります。
男性に向き合った状態から始まり、ルンバの「オープニング・アウト」のような男性から右や左に開いた状態にまで回転します。
それでは先ず男性の足形ですが、
1S 右足前進
2Q 左足前進
3Q 右足に体重を戻す
4S 左足前進
5Q 右足前進
6Q 左足に体重を戻す
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 右に回転しながら左足後退
2Q 右回転を続けながら右足トウを外に向けて小さく後退
3Q 左に回転しながら左足に体重を戻す
4S 左回転を続けながら右足後退
5Q 左回転を続けながら左足トウを外に向けて小さく後退
6Q 右足に体重を戻す
・・・・・となります。
この女性の動きは思っているよりも早いです。
サンバのこの早いリズムに送れず対応するためには、男性のサポートが必要です。 その為男性は、女性の背面に回した腕を上手く使って適切にリードし、女性の回転を助けるようにしなければなりません。
女性は、踊り慣れてくれば男性と平行になるくらい回転することも出来ますが、始めのうちは男性と直角(1/4回転)になる程度の回転で良いでしょう。 それよりも、音楽に遅れないようにすることが重要です。


   

ランダバウト

このラウンダバウトは、英語の「Round About(ラウンド アバウト)」のことで男女とも同じ足で踊り、右または左に回転するボルタです。
それでは右回りの「ラウンダバウト」について足形を記します。
先ず足形を書きますが、男女とも同じ足形です。
1S 右足のヒールを左足トウの前にトウを外に向けて
2a 左足を横少し後ろに
3S 右足のヒールを左足トウの前にトウを外に向けて
4a 左足を横少し後ろに
5S 右足のヒールを左足トウの前にトウを外に向けて
6a 左足を横少し後ろに
7S 右足に体重を戻す
・・・・・となります。
さて、踊りのポイントとしては、慣れるまでは回転量をあまり意識しないで、二人の間隔を保って遠心力を使うようにします。
二人で大きく円を描くように意識すると良いでしょう。そうすると遠心力が働いてよりスムースに綺麗に踊ることが出来ます。


   

ボルタ・スポット・ターン

このボルタ・スポット・ターンは、あるフィガーから次のフィガーに接続する時などに使い、特に女性はよく使いますので重要なフィガーです。
さて、男女共に左に回転する時の足形は、
1S 左足、トウを外に向けて右足の横に
2a 右足、トウを外に向けて左足の横少し後ろに
3S 左足ヒールを右足トウの前に
・・・・・となります。
次に右に回転する時の足形は、
1S 右足、トウを外に向けて左足の横に
2a 左足、トウを外に向けて右足の横少し後ろに
3S 右足ヒールを左足トウの前に
・・・・・となります。
通常この3歩で1回転します。
1歩目を出す時、先に身体を回転させ、それに続くように足を出すことが上手く踊るポイントになります。 身体の回転なくして、足先だけで回転しようと思うと無理が出ますので注意してください。


   

メイ・ポール

このメイ・ポールは、男性が「サーキュラー・ボルタ」を踊り、その間女性が「ボルタ・スポット・ターン」を踊ります。 ちょうど女性が左に回転する柱になって、男性がその周りを右に回転していく状態です。
それでは先ず男性の足形は、
1S 右足を左足の前に交叉
2a 左足、横少し後ろにトウを外に向けて
3S 右足を左足の前に交叉
4a 左足、横少し後ろにトウを外に向けて
5S 右足を左足の前に交叉
6a 左足、横少し後ろにトウを外に向けて
7S 右足を左足の前に交叉
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 左足を右足の前に交叉し、ボールで大きく左回転
2a 右足、横少し後ろにトウを外に向けて
3S 左足を右足の前に交叉し、ボールで大きく左回転
4a 右足、横少し後ろにトウを外に向けて
5S 左足を右足の前に交叉し、ボールで大きく左回転
6a 右足、横少し後ろにトウを外に向けて
7S 左足を右足の前に交叉し、ボールで大きく左回転
・・・・・となります。
踊りのポイントとしては、男性左手を挙げ、女性がその下で回転することになりますので、なるべく軸をブラさないように注意します。 すなわち、上に挙げた左手をあまり動かさないように踊るということです。
女性は、左回転をする時にネックを含め上体を先に回転させていくことが重要です。


   

ナチュラル・ロール

このナチュラル・ロールは、上級者が踊るととても華麗で、サンバの魅力がいっぱいのフィガーです。 それだけに、初級者と上級者の差が際立つフィガーとも言えます。
それでは先ず男性の足形は、
1S 右足、身体を少し後ろに傾けながら前進
2Q 左足、身体を少し右に傾けながら横に
3Q 右足を左足にそろえる
4S 左足、身体を少し前に傾けながら後退
5Q 右足、身体を少し左に傾けながら横に
6Q 左足を右足にそろえる
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 左足、身体を少し前に傾けながら後退
2Q 右足、身体を少し左に傾けながら横に
3Q 左足を右足にそろえる
4S 右足、身体を少し後ろに傾けながら前進
5Q 左足、身体を少し右に傾けながら横に
6Q 右足を左足にそろえる
・・・・・となります。
上記の6歩の足形の間に1回転まわれるように練習してください。
このフィガーは、「・・・ターン」ではなく「・・・ロール」と呼ばれるように、身体を傾けながら滑らかにローリングする踊りです。 滑らかにローリングするために、お互いに密着してボディ・リードで前後左右に身体を傾け滑らかに回転することがポイントです。
なお、サンバには「ナチュラル・ターン」と言うフィガーは有りません。 「リバース・ターン」は有るのに何故なのでしょうかね。


   

プロムナード・アンド・カウンタープロムナード・ランズ

このプロムナード・アンド・カウンタープロムナード・ランズは、特別なタイミングで踊るフィガーということで、 ブログの中で「サンバのリズム」の表題で3回に分けて解説しました。そこでの解説もご覧ください。
それでは先ず男性の足形から説明しますが、先行するフィガーは色々ありますので直接入るところの足形は、
1 1 左足を右に前進回転し、後ろ少し横へ 
2 2 (回転継続し)右足をCPPで横へ 
3 3 左足をCPPで横切って前進
4 1 右足前進
5 2 左足をPPで横へ
6 3 右足をPPで横切って前進
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1 1 右足前進 
2 2 左足をCPPで横へ 
3 3 右足をCPPで横切って前進
4 1 左足を右に前進回転し、後ろ少し横へ 
5 2 (回転継続し)右足をPPで横へ
6 3 左足をPPで横切って前進
・・・・・となります。
このフィガーは、初級者にとっては難しいと思います。
最初に特に注意して頂きたいポイントは、左側に来た人は、右側の人より少し前に居て欲しい点です。 これが反対に少し後ろに居たら、踊れません。その時点で失敗となります。
これは右側に居る人の前を塞ぐように横切れないからです。
次に、男性は女性の背中に腕を回してサポートし、女性は男性の肩に腕を回してフォローを受けます。
踊りのタイミングは、3/4,2/4,3/4、すなわち(3:2:3)の比率が正式ですが、実際に踊ると同じ比率になってしまっても仕方ないと思います。
最初はゆっくりしたスピードで練習し、踊り慣れてきたら次第にスピードを上げて踊るようにすると良いでしょう。


   

プレイト

このプレイトは、「髪を編む・おさげ髪」という意味らしいのですが、ジャイブの「チキン・ウォーク」にとても良く似ています。
それでは先ず男性の足形は、
1S 右足後退(メレンゲ・アクション)
2S 左足後退(メレンゲ・アクション)
3Q 右足後退(メレンゲ・アクション)
4Q 左足後退(メレンゲ・アクション)
5S 右足後退(メレンゲ・アクション)
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 左足前進、右へ回転
2S 右足前進、左へ回転
3Q 左足前進、右へ回転
4Q 右足前進、左へ回転
5S 左足前進、右へ回転
・・・・・となります。
なお、右足と左足のスタートを反対にしても同様です。
踊りのポイントとしては、女性のムービング・フットがサポーティグ・フットの回転に合わせ、ブラッシュしてから前進させるようにしてください。
男性は、各歩とも「メレンゲ・アクション」を用いますので、後退しても直ぐに踵は着きません。床にプレッシャーをかけて次の動作に移る寸前に着床するように踊りましょう。


   

バック・ロックス

先ず、「ロック」について少し復習しましょう。
英語では発音の違いで、2種類の意味が有ります。 一つは「ROCK」で、「揺り動かす」の意味です。 もう一つは「LOCK」で、「鍵をかける」転じて「足を掛ける」の意味です。
このバック・ロックスのロックは「(R)ロック」すなわち「ROCK」のことで、「揺り動かす」の意味です。
ですから、右回転や左回転で身体を揺り動かしながら後退するフィガーです。
それでは先ず男性の足形は、
1S 右足後退
2Q 左足、前少し横に
3Q 体重を右足に移し替える
4S 左足後退
5Q 右足、前少し横に
6Q 体重を左足に移し替える
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 左足前進
2Q 右足、後ろ少し横に
3Q 体重を左足に移し替える
4S 右足前進
5Q 左足、後ろ少し横に
6Q 体重を右足に移し替える
・・・・・となります。
踊るポイントは、下がるのは真っ直ぐで良いのですが、2歩目と3歩目、5歩目と6歩目の間に左と右へ少し回転を掛けます。 身体を揺り動かす状態と上記の回転がマッチすると良い踊りになります。
男性のリードの仕方としては、両腕と身体を使って優しくです。


   

ステイショナリー・サンバ・ウォークス

このステーショナリー・サンバ・ウォークスは、男女が向かい合ってサンバ・ウォークを踊ります。
それでは先ず男性の足形は、
1S 左足を右足にそろえる
2a 右足小さく後退
3S 左足を右足の方に少し引き寄せる
4S 右足を左足の少し前にそろえる
5a 左足小さく後退
6S 右足を左足の方に少し引き寄せる
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 右足を左足にそろえる
2a 左足小さく後退
3S 右足を左足の方に少し引き寄せる
4S 左足を右足の少し前にそろえる
5a 右足小さく後退
6S 左足を右足の方に少し引き寄せる
・・・・・となります。
男女が向かい合うポジションには、「サイド・サンバ・ウォーク」や「クリス・クロス」から入ります。
綺麗に踊るためのポイントとしては、骨盤が前後に動く動作(ペルビック・チルト・アクション)を使うことです。
ペルビック・チルド・アクションとは、おへそが上を向いたり下を向いたりするような感じで骨盤を前後に傾ける動作のことでした。 サンバの基本ですが、難しい動作です。慣れるまでしっかりと練習しましょう。


   

ルンバ・サイド・ステップ

ベーシック・フィガーではないので、馴染みのない人も多いかと思いますがサンバらしい小気味良さと楽しさがあるステップです。
このルンバ・サイド・ステップは、以下の足形の男女を入れ替えても踊れます。
それでは先ず男性の足形は、
1S 右足前進
2Q 左足横に
3Q 右足を左足にそろえる
4Q 左足横に
5Q 右足を左足にそろえる
6Q 左足横に
7Q 右足を左足にそろえる
・・・・・となります。
次に女性の足形は、
1S 左足後退
2Q 右足横に
3Q 左足を右足にそろえる
4Q 右足横に
5Q 左足を右足にそろえる
6Q 右足横に
7Q 左足を右足にそろえる
・・・・・となります。
踊りのポイントは、男性は腕と身体で優しく女性をリードして、お互い膝を緩めて小気味よく踊るようにします。 全てボール、フラットのフットワークですが、ヒールを少し遅めに下すと良いでしょう。
私は、パートナーとシャドウ・ポジションで一緒に同じ足形で踊るのが好きです。



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