真っ直ぐに伸ばした背骨の上に頭を乗せ、良い姿勢で立ち、組んだ形は男女とも肩の線を出来るだけ平行に保ちます。 良い動きをするためには、ライズ・アンド・フォール、スウェイ、スィング、フットワークなどを良く理解しなければなりません。
プロムナード・ポジション(P.P)のリードについて解説したいと思います。
先ずよく言われていることは、左手を押して女性をP.Pに開かせてはならないということです。それでは、お腹を回してP.Pに開かせれば良いのでしょうか。これも少し違います。
また、右手を引いて女性を開かせるのも間違いです。
よくボディを使ってと言いますが、ボディを使うとはどういうことでしょうか。右回転のボディ・ローテーションを使ってといわれても、何のことか良く分からないと思います。
これは、簡単に言うと左胸を前方に押し出して、身体に右回転を与え、その圧力を左手を通して女性に的確に伝えるということです。
けっして左手で押しているわけではありません。左手を通して圧力を伝えているのです。
う〜む、言葉で伝えることは難しい。
回転の多い三拍子の踊りです。正しいライズ・アンド・フォールを身につける必要がありますが、 基本的には、1の終わりにライズを始め、2〜3とライズを継続し、3の終わりにロゥアします。
他のムービング・ダンスと違い、ライズ・アンド・フォールがありません。また、足の向きと進行する方向が違います。 ホールドも小さくコンパクトに組み、CBMPやショルダー・リードを多用します。
スロー・フォックストロットは、「キツネの忍び足」と言われていますが、ゆったりとなだらかに、そして流れるように踊るダンスです。最近はとても多くの人が踊るようになって来ました。
20年前は、パーティでスローの曲がかかってもほとんど踊る人がいなくて、ブルースを踊る人たちにフロアを占拠されてしまう状態でした。
スロー・フォックストロットは、スタンダード(モダン)種目の基本であるのですが、足の使い方、身体の使い方がとても難しいです。足の使い方を男性足型で解説しますと、
例えば「フェザー・ステップ」では、スロー(S)・クイック(Q)・クイック(Q)の3歩ですがフットワークは、ヒール・トウ(HT)、トウ(T)、トウ・ヒール(TH)となります。
「スリー・ステップ」は、ヒール(H)、ヒール・トウ(HT)、トウ・ヒール(TH)となります。どうですか?!男性はこのような複雑なフットワークを覚えないと正確には踊れないということです。
スロー・フォックストロットを踊る皆さんは、ちゃんと覚えて踊っているのでしょう・・・ね!?
クイック・ステップの踊りを表現する場合、「風のように軽やかに」とか、「軽快でスピード感あふれる」というイメージでしょうか。
意外と苦手にしている人が多い種目でもあります。
クイック・ステップを踊るには、他のスタンダード種目よりも前の方にバランスを置くようにします。そして二人のスペースを保つことを意識しながら踊りましょう。
つま先、足首、ふくらはぎを上手に使い、速い曲に柔軟に対応できるようにすることが大事です。良く踊りこんで次々とフィガーが浮かんでくるようになるまで練習しましょう。