真っ直ぐに伸ばした背骨の上に頭を乗せ、バランス良く立って、両肩は下ろして身体は柔らかく使います。 ラテンダンスの種目により、独自のリズムがありますので、その特性を良くつかんで表現できるように練習しましょう。 特に足の使い方やボディ・ラインの作り方を習得し、リズムに乗って柔らかく体を使えるようになるまで簡単な足型で練習しましょう。
ゆっくりとした優雅な踊りですが、力強い身体のリズムが重要です。 最初のうちは、ヒップ・ムーブメントや足の使い方を覚えることが大事です。また、前進後退のウォークもしっかりと習得し、 ひとつひとつのフィガーの中で使えるようにしましょう。
チャチャチャの音楽は軽快で歯切れが良く、踊りも明るく、とてもシャープです。 足元は力強く、しっかりと床を押さえるように立ちますが、上体は力を抜いて柔らかく自由に動けるような状態に保ちます。 早い動きのフィガーも多いので、重心を低くして、フロアーに真っ直ぐに立ち、しっかりバランスを保って踊りましょう。
ルンバやチャチャチャと違い、サンバには独特のバウンス・アクションがあります。膝と足首を使って上下に軽快に弾みます。次に腰が左右ではなく、前後に動きます。 ルンバやチャチャチャはヒップ・ムーブメントといって腰が左右に動きましたが、サンバでは骨盤を前後に傾けながら踊ります。 胸から上は動かさないようにして、へその上辺りを伸ばしたり縮めたりしながら前後のヒップ・ムーブメントを使うのです。ちょうどおへそが上を向いたり下を向いたりするような感じです。 これを「ペルビック・ティルト・アクション」と言います。それからサンバは、リズムの取り方がフィガーに応じて色々あります。「1a2」、「1234」、「SQQ」、「SS」、「SQQQQQQ」などです。 もうひとつ特徴として、スタンダード種目のようにLODに沿って進行して踊ります。
ジルバと基本的には同じ踊り方ですが、ビートの利いたジャイブの音楽に合わせリズミカルに歯切れよく踊りましょう。 ボールでしっかりと床をプレスし、膝を柔らかく使って弾力的に踊ります。ですから小さなバウンシング・アクションが伴います。